莞島あわび情報

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莞島あわび情報

莞島あわび情報

概要

導入 導入網仕切り養殖(ガドゥリ養殖)の方法は、2000年に黒山島で技術が開発されて以来、2001年度から免許処分と共に本格的に始まりました。莞島地域も 2000年から導入されました。網仕切り養殖によりあわびが出荷され始めた2003年からあわびの生産量が急増しました。
  • 生産2003年以降、本格的な養殖による生産が行われ、生産量は毎年持続的に増加しています。 1994年100トン余りに過ぎなかった生産量は2009年には6,400トンに増加しました。
  • 主要産地莞島地域で主に生産され、この地域の生産量が国内生産量の80%を占めています。また、養殖施設量も全体(36万5,227仕切り)の80%(29万3,183仕切り)がその地域に分布します。
  • 養殖海上における網仕切り式で主に養殖され、肥満期は2~7月までで、その後産卵期のときに肥満度が低くなって9~10月ごろには最低になります。あわびの成長は地域によって異なりますが、北の地域では殻長が7.5cmまで成長するのに5~7年がかかるのに対し、南の地域では11cmに成長するのに4~6年がかかります。
  • 出荷あわびの成長速度によって17段階に区別しますが、一般的に1kg単位を基準としてサイズ別に取引されます。産地で出荷されたあわびは中間流通業者を経て卸売り・小売り市場へと販売されたり、海外市場に輸出します。
  • 棲息種韓国で養殖されるあわびは「エゾアワビ」種で、学名は「Haliotis discus hannai lno」です。韓国の東・西・南海岸に広く分布・棲息しており、産卵期は6~7月ごろです。

<世界の国別あわび生産現況>

(単位 : トン、%)
区分 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 比重
合計 25.863 33,701 36,378 40,091 46,936 55,504 100.0
中国 9,810 13,515 15,460 18,921 25,324 33,010 59.5
オーストラリア 5,192 5,838 5,984 5,517 5,470 5,320 9.6
韓国 1,159 1,361 2,264 3,220 4,609 5,318 9.6
チリ 3,091 3,858 3,613 4,297 3,311 3,725 6.7
ペルー 670 2,906 3,531 2,359 2,543 2,757 5.0
日本 2,181 1,996 1,768 1,976 2,063 1,700 3.1
南米 921 1,018 1,058 1,045 906 1,098 2.0
その他 5,941 6,223 5,526 5,777 5,679 5,374 9.7

資料: FAO、2008年度基準

- 2008年度基準、全世界のあわび生産量は約5万6千トンに達します。このうち、中国が全体生産の60%を占めて生産量が最も多いです。
- 次にはオーストラリアが10%、韓国10%、チリ 7%、ペルー5%などの順となります。

<世界の国別あわび輸出現況>

(単位:トン、%)
区分 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 比重
合計 5,633 5,459 4,748 4,977 5,403 100.0
オーストラリア 2,556 2,626 2,625 2,674 2,536 46.9
ニュージーランド 758 788 721 762 880 16.3
タイ 98 27 13 15 579 10.7
台湾 943 450 470 458 398 7.4
韓国 21 70 214 416 377 7.0
チリ 293 372 407 429 327 6.6
アメリカ 216 215 169 157 154 2.9
日本 75 65 50 42 69 1.3
マレーシア 1 52 7 23 51 0.9
その他 672 794 72 1 2 0.0

資料: FAO、2007年度基準

- 2007年度基準、全世界のあわび輸出量は約5千4百トンです。このうち、オーストラリアが全体生産の47%を占めて輸出量が最も多いです。
- 次にはニュージーランド16%、タイ11%、台湾7%、韓国7%などの順となります。

分布

  • 2月の水深25m層の水温が12℃になる等温線を境界として、北側は寒流系(エゾアワビ)、 南側は暖流系(メガイアワビ、クロアワビ、 マダカアワビ、トコブシ)が分布。
    - 養殖水深: 2~40m
    - 棲息水温: 10~23℃(適水温15~20℃)

習性

  • 外洋性で、波の影響を大きく受ける暗礁地帯と水がきれいで海藻類が繁茂するところにたくさん分布する。
  • 大体には特定のところに集中して棲息する傾向が強く、暗い岩盤構造を好みます。
  • 食性:草食性(ワカメ、昆布、ホンダワラなどの褐藻類をよく摂取し、それ以外には青海苔、などの緑藻類、つのまたなどの紅藻類を摂取します。)
  • 産卵期:寒流系(7月~11月)、暖流系(9月~翌年1月)
  • 餌食
    - 稚貝(5~6mm) : 付着性珪藻類
    - 成貝: ワカメ、青海苔などの海藻類
  • 餌摂取(摂餌)活動: 水温の影響を大きく受ける。
    - 水温7℃以下と25℃以上ではほとんど絶食状態で、活動も非常に鈍い。
    - 水温15~20℃の間において、水温が高くなると摂食率及び成長率が増加する。

飼育施設

  • 海上における網仕切り式養殖施設において、網仕切り1間の大きさは地域によって異なりますが、莞島、珍島、海南地域は2.4x2.4x2.5mサイズの小型の網仕切りがほとんどであるのに対し、黒山島地域は2.4x4.8x2.5 サイズの中型網仕切りを主に使用しています。
  • それはあわび養殖用網仕切りの施設費を節減するために魚類養殖用網仕切りの構造を一部改造して使用しているためであります。
  • 網仕切りの施設時の留意事項としては、潮の流れる方向と一致するように施設しなければなりません。また、網仕切りの間隔は潮の流れを円滑にするために最低でも10m 以上が必要です。

飼育環境

  • 下記のグラフは珍島、 莞島、黒山島地域の2006年7月1日から2007年6月20日まで、あわび養成において、重要な環境要因の網仕切り養殖場の飼育水の水温変化を表したもので、莞島地域の場合、飼育水の水温範囲は8.5~25.8℃として、平均 16.1±5.2℃を維持していると調査されました。
    <珍島、莞島、黒山島地域の2006年7月から2007年6月まで1年間の水温変化>
世界の国別あわび輸出現況
地域 水温(℃) 全体 '06.7 '06.8 '06.9 '06.10 '06.11 '06.12
莞島 範囲 8.5~25.8 19.0~23.0 21.9~25.3 20.5~25.8 18.7~22.7 13.5~19.5 10.4~13.5
平均±偏差 16.1±5.2 20.4±0.9 23.7±0.9 21.0±1.4 21.0±1.2 16.0±1.6 12.2±1.0
珍島 範囲 5.8~25.8 19.5~23.5 21.5~25.8 21.3~25.0 18.6~23.0 13.6~18.7 7.2~13.2
平均±偏差 15.4±5.8 21.2±1.1 23.9±1.2 22.6±1.2 20.8±1.2 16.0±1.5 11.0±1.8
黒山島 範囲 8.8~29.8 19.3~23.7 23.5~27.2 23.7~26.3 20.1~29.8 14.8~19.6 12.0~14.7
平均±偏差 16.8±5.7 21.9±1.4 25.5±1.3 25.4±0.7 21.9±1.9 17.1±1.7 13.2±0.8
地域 水温(℃) '07.1 '07.2 '07.3 '07.4 '07.5 '07.6
莞島 範囲 8.5~11.0 8.7~10.7 9.0~11.4 10.6~13.6 13.5~17.5 17.0~19.6
平均±偏差 9.5±0.7 9.6±0.6 10.1±0.8 12.3±0.9 15.7±1.2 18.5±0.6
珍島 範囲 6.8~11.0 5.8~9.0 6.5~10.3 8.5~13.0 12.7~16.7 15.4~19.7
平均±偏差 8.4±0.9 7.6±0.9 8.4±0.9 11.1±1.1 4.6±1.2 18.1±0.9
黒山島 範囲 9.1~11.9 8.9~10.0 8.8~10.4 10.0~12.1 11.2~15.4 15.5~17.3
平均±偏差 10.4±0.9 9.5±0.3 9.7±0.3 10.8±0.7 13.3±1.3 16.3±0.5

餌の種類別供給時期及び供給量

  • あわびの餌用ワカメは早期産の場合は、9月中旬ごろにワカメ養殖施設をして 11月中旬ごろから生ワカメを採取してあわびの餌として利用しており、後期産ワカメの場合は、 10月中旬ごろにワカメ養殖場を施設して12月初旬から翌年3月下旬ごろ採取してあわびの餌として利用しています。
  • 大規模の養殖場の場合、管理船に搭載されたクレーンを利用して網仕切りに餌を供給します。
  • 早期産の場合は9月中旬ごろワカメ養殖場を施設するため、9月中旬ごろ以降の高水温、 清水など、異常的な水塊が発生することにより、ワカメ葉体の流失及び脱落により餌を供給することが不安定になるようなときは稚貝の入植時期が遅延する原因になることもあります。
  • 海上網仕切り養殖におけるあわびの餌としては生ワカメ、生昆布を主に与えますが、生の餌を与えられない時期には塩蔵ワカメ及び昆布、乾燥昆布を供給し、供給周期は 7~10日の間隔で1間当たり80㎏くらいが適切ですが、 高水温期は普段と同じように餌を与えますと食べ残した餌により潮の流れが抑制され、飼育環境が悪くなることにより、あわびの成長が遅く、疾病を引き起こすようなこともありますので、普段の30%くらいに減らして少しずつ頻繁に与えるのが良いです。
  • あわびの稚貝用餌としてはワカメが昆布より餌の価値としては優秀だと報告されていますが、年中ワカメだけを供給することはできないので、昆布、塩蔵ワカメ、塩蔵昆布、乾燥昆布などを与えています。
  • 適切な餌の供給方法としては、一度与えられた餌は腐敗しないくらいの量になるように養殖場内の餌の摂取量を観察し、適量の餌を与えるのが理想的です。
  • あわびの単位体重当たり餌の摂食量は成長可能な水温の範囲内では水温が高いほど、殻長が小さいほど多く、水温が低かったり、殻長が大きいほど少なくなります。

あわびの種類

韓国で棲息するあわびの種類は2月に水深25m層の水温が 12℃になる等温線を基準として、北側は寒流系あわびのエゾアワビ、南側は暖流系あわびのメガイアワビ、マダカアワビ、クロアワビ、トコブシなどの5種類です。

  • エゾアワビ韓国南部の水深4~5cmで棲息し、長さは 13cm未満でそれほど大きく成長しない。そして7cmくらい育つためには4~5年もかかる。
  • メガイアワビメガイアワビは韓国の済州島の水深10~20mの岩壁で主に棲息し、長さが10cm、幅が10cm、重さが400gもなるものが一般的で、ときには重さが1kgもなるものもある。成長も7cmくらい育つのに2~2.5年しかかからない。
  • トコブシトコブシはあわびの一種とも言われていますが、いくら大きく育っても長さが7~8cmを超えない成長の限界により、アワビより小さいため、厳密な意味ではアワビとは区別すべきだという意見もある。